【コラム】ショップユニフォームは自分のお店らしく②

   

前回の「ショップユニフォームは自分のお店らしく」では、デザイナーコラボのショップユニフォームをご紹介しました。

 

個人店では、デザイナーさんとコラボ、なんてまず現実的ではないので、ほとんどの場合が、

・ユニフォームメーカーの製品

・自分で服屋さんを回ってユニフォームを選ぶ

・オリジナルデザインを少ロットで発注できるサービスを利用する

になるでしょう。

 

ユニフォームメーカー

国内にはたくさんのユニフォームメーカーがあります。少しご紹介。

飲食・小売業などサービス業なら、どんなテイストのユニフォームも探せば出てきます。ウェブカタログも豊富なので、スタイルの参考にも。

セブンユニフォーム http://www.seven-proshop.com/

 

HAKUI http://www.hakui-shop.com/index.html

 

モンブラン http://scmb.montblanc-web.jp/

 

エムスタイル http://www.miyazakisensen.co.jp/

 

自分で服屋さんを回る

個人店だと、意外と多いパターンかもしれません。

現実にはユニフォームにまわせる予算は多くないのが現実です。安くて雰囲気のいいものを、ユニクロ・無印良品・H&Mなどで探す!という方や、お気に入りのブランドの製品を使う!という方も。

ただ、耐久性はユニフォームメーカーのモノには劣りますし、ポケットの位置など、機能面でもやや不安があります。

購入の際は、サービスに支障が出ないか確認を。

 

オリジナルデザインを少ロットで発注できるサービスを利用する

本当に便利になったものです。

自分でつくったイラストをもとに、オリジナルの服をつくれるサービスがあります。「こうしたい!」が明確な方にはぴったり。1枚から作れますが、ロット(つくる量)が小さいほど費用は高くなりますし、完成まではある程度時間がかかります。

サイト↓におよその費用が出ています。

 

ユニフォーム選定のポイントは、デザインか機能か価格か

ユニフォームを選定するとき、「デザイン」「機能」「価格」の3点のバランスが難しいんです。

 

「デザイン」を追求すると…

  • 高価
  • 受注生産品で時間がかかる
  • 廃盤になってしまって追加購入ができない
  • 良い生地が故に洗濯に気を使う

などなど悩ましいことも多いですが、他店にはないオリジナリティを表現できます。

 

 「機能」については、接客スタッフ、キッチンスタッフなどの役割ごとに、どんな動きをするのかが決まっていないと、せっかく買っても、使いにくいユニフォームになりかねません。

例えば、カフェのホールスタッフは、何を携行しますか?ボールペン?注文伝票?それはどこにしまいますか?シャツのポケットがベストなのか、エプロンのポケットがベストなのか、実際に店頭で、あるいはサンプルを取り寄せて、「着て」「動いて」確かめるのが重要です。

あと「機能」で忘れてはならないのは、「着心地」「洗濯のしやすさ」「シワになりにくさ」「乾きやすさ」。ほぼ毎日使うユニフォームなので、清潔に保つために大切なポイントです。

これをクリアするために、業務用ユニフォームの多くは、「ポリエステル65%+綿35%」で作られています。ポリ多めなので、洗ってもしわになりにくく、洗濯してもすぐ乾きます。これが、綿100%になると、毎回洗ってからアイロンになります…。

 

最後に…、「価格」はやっぱり気になるところです。「激安ユニフォーム」で検索すれば、びっくり価格のユニフォームがヒットします。

確かに激安なものがあるのですが、「それでも予算が…」という場合は、スタッフにユニフォームを自前で用意してもらうことも検討してみましょう。「エプロンと帽子はお店で用意するけど、「白シャツ」と「デニム」は自分で用意してね」なんていうお店はたくさんあります。

 

ユニフォームは舞台装置

どうせなら、ステキなユニフォームで働きたいじゃないですか。これは、スタッフだって同じ。スタッフも人の子。自分をかっこよく見せてくれるお店が大好きなんです。

スタッフが「このお店で働きたい!」と考えてもらえるお店には、自主性の高い良いスタッフが集まります。

 

スタッフは、お店の雰囲気を高める大切な要素。

ユニフォームは、スタッフの士気を高める舞台装置。

良いスタッフを集めるためにも、舞台装置としてのユニフォーム、抜かりなく。

 

 - COLUMN, 今さら話 , , , , ,