【コラム】ショップユニフォームは自分のお店らしく
2016/08/20
ユニフォームは、店舗コンセプトにあわせて
服が好きかどうかはさておき、カフェでも雑貨屋でも、お店においてユニフォームの選定は雑に扱えない事柄です。
すてきなお店をつくれても、サービスをするスタッフがお店のデザインレベルに合っていなければ、お客さまのお店に抱く印象は大きく変わります。
ユニフォームは、「お店のイメージを表現する」とか「スタッフの連帯感を強める」もの。
「ステキにしたい」
「キッチンで汚れても洗ったらOKなのがいい」
「動きやすいのがいい」
いろいろな希望はあるでしょうが、まずは自分のお店の内外装を思い浮かべながら、「どんなスタッフが、どんなユニフォームを着て、どんなサービスをするのか」、自分のお店のスタッフ像をユニフォームとともに作り上げていきましょう。
デザイナーコラボのユニフォームで目を養う
デザイナーとコラボしている企業は多く、飲食店・小売店でも、大物デザイナーとコラボしているユニフォームはたくさん。
個人店での導入はまず無理(泣)なので、目の保養にご紹介します。
The Clove Club × BEAMS PLUS
イギリスのレストランの名店「The Clove Club」は、日本のBEAMS plusのデザイン。ボタンダウンシャツの袖には、The Clove Clubのロゴが入って、ちゃんとユニフォームしてます。
主張しすぎない色使いとコーディネートなので、取り入れやすいルックかと。
The Clove Clubのコンセプトは「忘れられた古き良き素材(特に英国産)を生まれ変わらせる」だそうです。
東京スカイツリー×minä perhonen(ミナ・ ペルホネン)
サービス業ユニフォームということで、東京スカイツリーは、ミナ・ ペルホネンのユニフォーム。(ミナ・ ペルホネンは企業コラボユニフォームがとても多いのです。)
右から2つ目(ショップ用のユニフォームらしい)は、ショップコートに白Tシャツ+チノパンで、雑貨屋さんなんかに使えそうなルックです。
ショップコートはポケットがたくさんあるものが多いので、実用的かと。
象の鼻カフェ×minä perhonen(ミナ・ ペルホネン)
ミナ・ ペルホネンさん、カフェユニフォームもデザインしております。かわいいです。象とやさしい色のサロンがいい味出してます。
お店のシンボルキャラクター入りのTシャツなら、キャラクターやロゴの画像データがあれば、オリジナルでつくれる時代。ユニクロでもカスタマイズできちゃいますし。これも使えそうなルックです。
一風堂 ニューヨーク×ENGINEERED GARMENTS
©Justin Chung
かっこよすぎるラーメン店のユニフォームです。一風堂がニューヨークに出店する際にデザインされたもの。
ワークジャケットもエプロンも、ポケットが無駄なくついて、きっと機能的。きっとこれを着たいがために働くスタッフもいるでしょう。
デザイナーのつくるユニフォームにはきっとヒントが
お店のユニフォームといえば、ユニフォームメーカーの既製品を思いうかべるかもしれません。カフェ、レストラン、パン屋さん、ケーキ屋さん、雑貨屋さん、スーパーマーケット…、よーくユニフォームを観察すると、けっこう「あの店のユニフォームに似てる」「今のバイト先のと色違いだ」なんてことは結構あります。
既製品が悪いということではありません。メーカーのつくるユニフォームは、機能性が高いですし、比較的丈夫で安価なものが多いです。
他のお店とかぶることなく、自分のお店らしさをだすために、デザイナーのつくるユニフォーム、参考になればうれしいです。