飲食店経験がないのが不安ですか?

      2016/07/15

「カフェ(飲食業)や雑貨店(物販業)の経験がないから、不安です…」

スクールの生徒さんや無料セミナーに参加してくださる方、老若男女問わず、よくお話しくださることに、「カフェ(飲食業)や雑貨店(物販業)の経験がないから、不安です…」というお話があります。そうですよね、経験がないことはやっぱり不安ですね。

開業という目の前のハードルが高く思えるかもしれません。

「自分が開業なんて考えが甘いのでは…」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

その業界が未知であるから不安なのであれば、不安を解消するために知識を深めることも大切です。

雑貨カフェクリエイターコースでは、講師が経験してきた、現場でのリアルな具体例を通して、お店づくりを学びます。

講座で知識を修得すれば、受講後には高く思えたハードルも飛び越えられるようになっています。

雑貨カフェクリエイターコースで「続くため」のお店づくりを学べば、あなたがお客さまとしてお店を利用する体験が、お店づくりのヒントという経験に変わるでしょう。

 

しかし、どんなに素晴らしいコンセプトのお店をつくれても、それが繁盛店になるかどうかは、オーナーさんのある部分で決まります。

これは、飲食・物販業界の経験の有無に関係ないもの。

それは、心遣いがあるかどうかです。

 

店長やマネージャーでの勤務経験が長年あっても、心遣いが足りない人は、まず繁盛店はつくれない!

カフェ(飲食業)や雑貨店(物販業)の経験がなくても、心遣いができる人なら、繁盛店はつくれる!と、経験上私たちは本気で思っています。

逆に言うと、カフェ(飲食業)や雑貨店(物販業)のアルバイトの経験があっても、さらには店長やマネージャーでの勤務経験が長年あっても、心遣いが足りない人は、まず繁盛店はつくれないと確信しています。

事実、そんな方をたくさん見てきました。

 

繁盛店での心遣いとは、すごく大げさなことではなく、小さなことの積み重ねです。

例えば、心遣いができる人とは、下記のような小さなこと・何気ないことが、普通にできる人のことです。

当てはまる人は、経験がなくても、十分に繁盛店をつくれる素質・素養がある人ですので、どうぞ自信を持ってください!

 

<心遣いができる人><心遣いができない人>比較

.従業員さんがお客さまと同じトイレを利用するお店はよく見かけますね。

では想像してください。その従業員さんは用を済ませて出てくる際、どのような状態で出てきますか?

 

<心遣いができる人>

自分がトイレ掃除係でなくとも、次に入ってこられるお客さま・

他の従業員さんが気持ち良く利用できることを想像しながら、

トイレ内にゴミが落ちてないか、汚れはないか、確認する。

ゴミがあれば捨て、水回りに水滴がついていたら拭く。

ハンドソープやトイレットペーパーなどの備品がなくなりそうであれば補充する。

トイレットペーパーがだらしなく長くのびていたり、

ギザギザな状態になっていたらきれいにカットする。

<心遣いができない人>

次に入ってこられるお客さまが気持ち良く利用できることを想像しないので、

トイレが汚れていても、備品がなくなりそうでも…気にならない。

自分が利用したまま、お客さまと同様に利用して終わり。

もしくは、気がついても、自分は掃除係ではないからと知らんぷり。

…ほんのすこ~しだけ時間を割くだけなんですけどね。

 

 

.手にたくさんの荷物を持ったお客さまが、

お店の入り口のドアを少し開けにくそうにされているのを、従業員さんは見ました。

今他のお客さまの対応をしていません。

その従業員さんは、どのような対応をするでしょうか?

 

<心遣いができる人>

もちろん、すばやく動きドアを開ける。

カフェ(飲食業)であれば、イートイン・セルフサービスに関係なく、

お荷物をお席までお持ちする。

(サービス係が他にいるようであればお願いする)

雑貨店(物販業)であれば、お買い物が終わられるまで、お荷物をお預かりする。

あくまでお客さまがお嫌じゃない程度に、さりげなくお声がけします。

<心遣いができない人>

ドアを開けるお手伝いをする気がない。

そんなこといちいちしていたら身が持たないといわんばかりに見てみぬふり。

お客さまが、大変な思いをしてドアを開けている自分の姿を、

従業員さんチラッと見たなぁ~冷たいお店だなぁ~

と思っている可能性が大いにあります。

少しの心遣いで、お客さまに気持ちよくお店を利用していただけるんですけどね~。

 

経験があっても・なくても、心遣いは最大の武器です!

きちんと生業とするお店、繁盛店を開業したい方は、気づいた時から、心遣いについて真摯に向き合ってみてくださいね。

経験があってもなくても、心遣いは最大の武器ですよ。

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