【開業の現実】お店って悲しいですが本当によく潰れています

      2017/02/01

開業後の生存率って?

国税庁や日経新聞などの調査に、会社生存率(企業存続率ともいう)というものがあります。

データが古かったり、個人事業主が入っていないものですが、ちょっと参考に見てください。

<開業後生存率> 

 

開業 5年後 → 生存率14.8%(100社のうち14社残る)

開業10年後 → 生存率6.3%(100社のうち6社残る)

開業20年後 → 生存率0.4%(100社のうち1社も残らない)

開業30年後 → 生存率0.021%(100社のうち1社も残らない)

 

凄まじく潰れていってますね…こわいこわい。

 

廃業する方に、自分の開業したお店が入るなんて思いたくないですが、こんな現実もあたり前のようにあることを知っていてください。そしてこのデータを、「自分は、3年・5年・10年…ずっと続けられるお店を頑張ってつくるぞー!」という【本気の覚悟をする】ことに役立ててください。

 

開業は競争

開業は、「すぐ潰しちゃってもいいやぁ~」なんて人は基本的にいないと思うので、開業創業者はみんな自分なりにとても頑張っているはずです。

でもその頑張りに反して潰れてしまったり、売り上げがかんばしくない現実。頑張れば報われるのか?「報われる!報われるはず!」と思いたいですが、開業も、受験も就職試験も、全部同じ。やっぱり競争に勝ち続けないと、お店も続けられないのです。

 

自分に合った・好きな方向で勝ち続けられる競争を

でもここで、間違えずにきちんとていねいに考えていただきたいことがあります。「自分は何の競争に勝ち続けたいのか?」ということです。

自分に合った・好きな方向の競争をしなければ、開業前も後も、心身ともにしんどいばかりです。そんな開業、本当は誰もしたくないですね。

自分のことをあまりにもわかっていない・活かしていない開業があまりにも多いと思います。

競争の方向が決まれば、自分がどこまで頑張らなければいけないのかのレベルもわかり、「報われる・潰れない・自分の好きな方向で長く続けられるお店ができる」のです。

 

「食とモノ」のお店=競合が多い業種

そしてそれ以前に思うことは、カフェ(飲食業)や雑貨店(物販業)に対し、「他の業種と違って、結構やれるんじゃない?簡単なんじゃない?」と、あなどることなかれ…です。

カフェ(飲食業)や雑貨店(物販業)を、こんな風にあなどって開業している人も実は結構多いのも現実です。なので、とてつもない競争相手が多い業種に飛び込もうとしている今、とにかく真摯な態度で開業の準備に臨むことだと思います。

 

生業として続く開業は手間がかかる

売上も高く・長く続けられるお店を創ることは、決して「難しいこと」ではなく、途方もなく「面倒なこと」「手間のかかること」なのです。

自分の好きな方向の「面倒なこと」「手間のかかること」であれば、人はとても頑張れるんじゃないでしょうか?

他の誰でもない<自分スタイル>で、生計を立てられるお店づくり、雑貨カフェクリエイターコースでぜひ一緒に模索してみませんか?

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