【1】カフェ・喫茶店開業 コーヒーフィルターどうしますか?
あなたのお店のコーヒーはどうやって淹れますか?
コーヒーショップや喫茶店はもちろん、コーヒーにこだわりのある人々に、支持され続けているハンドドリップ。
ハンドドリップなら、ドリッパ―、サーバー、ケトル(注ぎ口の細いのが注ぎやすいかと)が揃えば、少ない設備でもコーヒーを抽出できます。
ドリッパ―もサーバーもケトルも、ルックスの良いツールもあれば、プロ向けとして開発されたツールまでさまざま。でも、熱意を込めて選ぶのはそれだけでいいんですか??
コーヒー豆や抽出方法にこだわりを持つ人は多いですが、理想の味を追求するならにもフィルターに注目すべきです。
存在は地味でありながらも、おいしいコーヒーを淹れるのにとっても重要なコーヒーフィルターに思いを馳せます。
コーヒーフィルターの種類って
コーヒーにこだわっているお店へ行くと、淹れ方を選べるお店も増えました。自分の好みに近いコーヒーを手に入れるには、フィルターの知識は欠かせません。
コーヒーフィルターを大きく分ければ3つに分類することができます。
もっともユーザーが多いと思われる「ペーパーフィルター」、
スペシャルティコーヒーの台頭で出番が増えたと思われる「金属フィルター」、
「その他変わり種」。
それぞれ、メリットもあればデメリットもあります。
コーヒーオイルまで余さず抽出!金属フィルター
コーヒーのアロマやフレーバーを決めるコーヒーオイルまで抽出できるので、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーとは一味違う一杯に。
コーヒー豆の持つ、個性やおいしさを引き出すならば、ペーパーフィルターよりも適しているといえるでしょう。
ただ、ペーパーフィルターに比べると目が粗いため、微粉と呼ばれる澱のようなものが底にできてしまいます。
お客さまへ提供することをお考えの方は、この微粉の存在は無視できません。(以外と嫌がる人は多いですよ。)
フィルターのくせに高価ですが(金属なんで)、繰り返し使えるので大目に見てあげてください。
http://www.oanda.co.jp/cores/index.html
【cores ゴールドフィルター】
金属フィルター界の中でも、私的スマッシュヒットだったのが、ゴールドフィルター。
金属フィルターもいろいろありますが「ゴールド(金)」という素材にこだわりを持った製品です。金は酸化しにくく、金属イオンも発生しにくいのが良いらしいです。
化学には弱いのでこれ以上の説得はできませんが、コーヒーの特徴がはっきり出るよい製品だと思います。
【kone コーヒーフィルター第3世代】
コーヒーをスタイルとして愛してやまぬ方ならご存知であろう、ケメックス用として広まった円錐型の金属フィルターです。すっぽり収まります。スタイリッシュです。
代替わりを繰り返し、今では3代目。品質向上に努める姿勢もスタイリッシュです。
http://www.kinto.co.jp/products/scs
【KINTO slow coffee style】
雑貨屋さんでの取り扱いの多いKINTO(キントー)さんも、金属フィルターをつくっています。シリーズで使うとステキなコーディネートが完成。
KINTOさんの製品はカフェもよく見かけます。
フレンチプレスも金属フィルター
紅茶・コーヒーの抽出に使われるフレンチプレスも金属フィルタ―のものも多いです。(たまにメッシュフィルターも見かけます)
ボダム、ハリオあたりがフレンチプレス界のボスになるでしょう。
フレンチプレスも、上で紹介した金属フィルターに近い味わいです。
金属フィルターのデメリット
掃除が面倒なこと。これにつきます。
家庭で淹れる分には気にならないかもしれませんが、お店で、コーヒーの注文の度にフィルターを掃除するのは、結構大変(面倒)なことです。
しっまり洗ってあげないと、コーヒーの油分がフィルターに付着し、コーヒーの酸化したようなにおいも出てきてしまうのでご注意を。
次回は、フィルターの王道 ペーパーフィルターです。
お楽しみに。