【カフェの商品開発】家電オーブン編

   

家庭用オーブンで商品開発したら…

ケーキの商品開発中のオーナー予備軍Aさんが言いました。

「レシピ通り作ってみたんですけど、なんかうまくふくらまないの。もちろん工程全て見直して、試行錯誤もしたんだけど、だめなの。原因がわからないの。」

フードメニューの商品開発中のオーナー予備軍Bさんが嘆きました。

「オーブンでチーズの焼き目つけたいんだけど、うまいこといかないんだ。かくなる上は、バーナーで強制的に焼き目つけるのも検討したほうがいいかねえ」

ということで、上記のAさんとBさん、家庭用のオーブンで商品開発をしていたら、つまづいたようです。

実際にオーブンにまつわるお悩みは、かなり多いかと思います。私自身も家庭用オーブンで「ケーキ焼けん!」と追加加熱を30分つづけたことがあります。(焼けました。)

調理工程に原因が見つからなかったら…、

ひょっとして、オーブン内温度が表示より低くなっているかもしれません。オーブン内の温度がレシピ通りの温度になっているか、ぜひ確認してみてください。

オーブンサーモ
出典:http://www.amazon.co.jp/

オーブン用温度計なら、オーブン内において温度を測れます。家庭用オーブンの表示温度(設定温度)と、実際にはかる温度は違うことも…。

家庭用機器が悪いということではないんです!

業務用とはパワーも耐久性もちがうんです。家庭用機器をガンガン使えば汚れるし、ガタがきます。

家庭用オーブンで商品開発をする、オーナー予備軍さん、ぜひ「オーブン内温度を管理しながら」をおすすめします。お料理の温度管理は、仕上がりと味に大きく関係しますから。

お店を持つ前段階での商品開発は、確かに難儀です。

「お店があれば、しかるべき厨房設備で商品開発ができるのに…」

でも、お店の開店日の何カ月も前から物件を借りておくような、資金的な余力はない!もしくはほかに資金を使いたい!(販売促進、チラシを作ったり、広告をうったり…)

だから、商品開発は、今用意できる設備と道具で進めざるをえない人が多いのです。

「業務用設備を入れるかどうかは、実際に使ってからにしたい!」

ごもっともです。業務用厨房機器メーカー(ホシザキさんやマルゼンさん)なら、テストキッチンで、機器をテストさせてもらえる場合があります。(材料・レシピはご持参くださいね。)

厨房機器は、「ネットで買った方が安い」のは確かですが、テストキッチンを貸してくれたり、レシピ提供があったり…。メーカー購入は、オーナー初心者にとっては大きなメリットがあります。

最近では、ネットショップで、業務用の中古厨房設備が手に入りやすくなりました。ネット経由で中古品は、確かに安いですが、故障したら誰が修理しますか?誰が代替品を購入手配しますか?もちろんオーナーさんです。

もし安さだけで厨房機器を選ぶのでしたら、「古くて安い業務用機器」、「新品の家電」どちらかになるでしょう。機器の使用頻度も要検討ですが、最近の家電は優秀なものが増えています。

商品開発用に、ちょっといい家電を購入し、お店でも使うのもいいかもしれません。購入時期次第で、経費で落とせるかもしれませんよ。

商品開発の時間も、将来のお店にとって大切な時間。

無駄な時間が少なくなるよう、多少の投資もかんがえてみてくださいね。

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