【ブログ】今さらながら、べジブロスについて

   

 

カフェ 開業 ベジブロス

 

「べジブロス」は、代謝や免疫力を上げてくれて、抗酸化作用があり、
アンチエイジングや抗がん作用などの効果も見込まれるということですが、
みなさんはすでに活用されているでしょうか。
べジブロスとは、Vegetable(野菜)とBroth(だし汁)から、
ベジタブルブロス、野菜のだし汁のことです。
玉ねぎの皮やヘタ、人参や大根の皮、カボチャの種、りんごの芯など、
普段ならゴミとして捨ててしまう部分を水を入れて弱火で20~30分ほど
コトコト煮込みます。
強火で煮込むとえぐみが出てしまうので、弱火で煮出すことがポイント。
ザルなどで濾せば、和洋中どんな料理にも合う万能のだし汁が完成します。

 

カフェ 開業 ベジブロス

 

野菜の中でいつも捨ててしまっている部分というと、皮や芯などの
固くて食べにくい場所ですが、実はそこにこそ高い栄養価が詰まって
いるのです。
野菜のくずに含まれる「ファイトケミカル」は、第7の栄養素として
注目されており、体調を整えてくれる効果があります。
ファイトケミカルとは、野菜の色や香り、苦味や渋みなどの成分である
アントシアニン・イソフラボン・カカオポリフェノール・カテキンなどの
ポリフェノールや、
リコピン・ルテイン・アリシン・リモネンなどのカルテノイドのこと。
通常の食事ではなかなか摂取できないファイトケミカルを、
べジブロスを作る時に選ぶ材料によって摂取できます。
野菜の部位ごとにどんな役割があるのか、どんな栄養価が含まれているのかを
見てみましょう。

 

●種:子孫を残すための大切な部位ですね。命の源である種は栄養満点で、
ファイトケミカルの他、ビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富に含まれて
います。
●皮:紫外線や害虫、細菌などの外敵から身を守る働きがあります。
特に玉ねぎの皮などは、ファイトケミカルが大量に含まれています。
●皮と実の間:トマトやカボチャ、ナス、ピーマンなどの実物野菜は、
表皮のすぐ下が栄養価のとても高い部位とされています。
●ヘタ(成長点):これから伸びる根っこや、葉を伸ばすためのヘタなどの
部分は、新しい生命が生まれるために必要な全ての栄養を溜め込むための
部位です。

 

栄養満点のべジブロスですが、デメリットもあります。それは残留農薬です。
無農薬の野菜を選べばよいのですが、日常使う野菜の全てを無農薬のものに
するにはコストがかかります。その点、気になる方もいらっしゃると思います。
農薬が心配な場合は、煮込む前にしっかりと洗いましょう。
おすすめの農薬の落とし方は、野菜が浸るくらいの水に重曹小さじ1を入れ、
1~3分浸けてから洗います。
ただ、キャベツや白菜などの葉物野菜は農薬を吸収しやすいので、
外側を洗っただけでは落としきれません。
無農薬でない葉物野菜は、一番外の葉は捨てた方が無難かもしれませんね。
毎日少しずつ出る野菜のくずを、ジッパー付きの袋に入れて冷凍保存して
いくと便利ですよ。

もともと捨てるはずだった野菜のくずから、こんな栄養価の高いスープが
できるなんて、環境にも身体にも嬉しいことです。
飲食店や物販店でも、どうしてもゴミやロスが出ますが、それを上手く
有効活用して売上にできるとよいですね。

 - BLOG, 今さら話