【卒業生さまレポート】当たり前がなくなった非日常の中で浮かんだカフェの夢|40代・福島県
2017/03/07
雑貨カフェクリエイターコース<短期集中クラス>
原 香奈子さま(40歳・福島県)
「やりたいこと」を「やれること」にするにはどうしたら良いのかということを様々な角度から熱心に 教えていただきました。また、岡村先生のお人柄や仕事に対する真摯な姿勢に触れることも、とても刺激になりました。
大学を卒業後、すぐに実家に戻り、16年間自宅で音楽教室を 開いていました。数年前から、いわゆる自宅カフェのようなものにあこがれていて 「いつかカフェをやってみたいね」と母とは よく話をしたりしていました。
3月11日、レッスンの準備をしようとしていたところ、今まで経 験したことがない激しい揺れに襲われ、部屋中の物が落ち、ライフラインはストップしてしまいました。翌日の早朝に原発事故による突然の避難指示が出され、少しの荷物 と愛犬を車に乗せて急いで自宅を出ました。
はじめは、とりあえず数日のことだろうと考えていましたが、結局 そのまま戻ることはできず生徒さん達とも離ればなれになってしまいました。
今まで当たり前にあった様々な人、ものがなくなってしまった非日常の中で、流れてくる音楽さえも苦痛に感じる時期もありました。
少しずつ生活も落ち着いてきて、以前、生徒さん達が集まる機会に 作っていたケーキやお菓子、大好きだったベーグルを焼くようになり、今、「自分がやりたいことは何だろう?」と考えたときに浮かんだのは、もう一つの夢、カフェを開くことでした。何からはじめたらいいんだろうと本を読んだりインターネットで検索しているうちに、このスクールが目にとまりました。
このスクールに決めた理由は、何度か足を運んだことのある素敵だ なぁと思っていたカフェがスクールの卒業生だとわかったこと。短期集中コースの7日間は、様々な発見の連続で内容的にもとても 濃く、岡村先生には「やりたいこと」を「やれること」にするにはどうしたら良いのかということを様々な角度から熱心に 教えていただきました。
また、岡村先生のお人柄や仕事に対する真摯な姿勢に触れることも、とても刺激になりました。スタッフさんがつくってくださったドリンクも毎回とても美味し く、ぜひ作ってみたいものばかりでした。
福島に戻り、持ち帰ったたくさんの資料を読み返しています。スクールで学んだことによって今までモヤモヤしていたことがはっ きりと見えてきました。
今できることは限られている面もありますが、今回学んだことを将 来のお店づくりに生かしていきたいです。