【ブログ】コーヒーセミナー開催レポート

      2017/04/18

カフェの商品開発に欠かせないコーヒー基礎知識を学ぶセミナー

株式会社アートコーヒーの研究開発室の方であり、J.C.Q.A.コーヒーインストラクターの講師もされていらっしゃるコーヒーのプロをお迎えしてのコーヒーセミナーを開催しました。

スクールとも長いお付き合いのある方ですが、コーヒー愛にあふれる、研究熱心な方です。

試飲していただくコーヒーのために、たくさんの豆をこの日のために焙煎してご用意いただきました。ありがとうございました!

コーヒーセミナー風景

 

コーヒーの味わい4つの指標を押さえる!

コーヒーの味のポイントとなる、品種精製方法をわかりやすく教えて頂きました。

品種といえば、大別すると、主流のアラビカと、カネフォラ(ロブスタといった方が知っている方も多いかもしれません)の2つの品種に大別され、400~500品種が存在するそうです。

カネフォラ種はカフェインがアラビカ種の2倍だそうで、何度飲んでも強烈…。そりゃもうグッとくるお味でした。普通カネフォラ種の豆は、コーヒーの苦みを加えるのに少量ブレンドしたりして使われています。インスタントコーヒーにも使われています。重い苦みが特徴の豆なので、アイスコーヒーにもよく混ざっています。

 

アラビカ種は、カフェなどでもよくいただく、なじみのあるすっきりとした美味しいコーヒーでした。カネフォラ種との違いは本当に明確にわかりました。

 

アラビカなのか、カネフォラなのかが、まず2つの指標です。

 

 

そして精製方法。

コーヒーに詳しい方だと「水洗式」非水洗式」という精製方法をご存知かもしれません。

産地による味の違いを見極める前に、精製方法による味の違いを押さえる重要性をしっかり伝えていただきました。

 

↑【非水洗式】コーヒーチェリー(実)をそのまま乾燥し、脱穀して生豆を取りだす精製方法です。

非水洗の特徴は、やわらかな甘さやフルーティーさ。

 

↑【水洗式】コーヒーチェリーを水で洗い果実分を洗い流して(というか発酵槽で溶かして)乾燥させる方法。

写真のように、パリパリになった薄皮(パーチメント)をとると、生豆が出てきます。酸味が残る、すっきりとした味わいになるのが水洗式の特徴。

 

水洗式なのか、非水洗式なのか、これが残り2つの指標。

アラビカとカネフォラの違いは明確!

水洗と非水洗、比べれば味の違いも明確!

セミナーに参加された方々は、きっとコーヒーの味のベクトルをスッキリさせることができたのではないでしょうか??

 

コーヒーの基礎知識を活かして商品開発!

産地による味の違いや、焙煎による香り、味の変化、挽き目による味の変化、湯温による味の変化など、スクールで学んだ内容をさらに掘り下げてお伝えいただきました。

「アラビカ」「カネフォラ」「水洗式」「非水洗式」の4つの指標と、この基礎知識を駆使すれば、コーヒーの商品開発もグッとはかどるはずです!

参加された方から、たくさんのご質問が出ましたが、講師の方のお答えの深いこと!

講師の方には、とってもわかりやすく、商品開発のために必要な知識を伝えていただきました。

本当にありがとうございました!

 

 

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