【卒業生さまレポート】自宅兼店舗でカフェ開業|50代・愛知県
2017/10/27
雑貨カフェクリエイター<週1回・3ヶ月>コース
ホシノさま(55歳・愛知県)
東京から愛知に戻り3年半。「自宅兼店舗」というとんでもない計画を立てることになるなんて思いもしませんでした。でも「カフェの事業計画書」ってなんだろう?
「すみません。切羽詰っていて私には時間がないんです。」
はじめの自己紹介はここからはじまりました。
29年間住み慣れた東京中野の家を売却し離婚。愛知に戻り3年半。その実家さえもマンション建築の話が持ち上がり 離れなければならない現実を突き付けられました。そして、「自宅兼店舗」というとんでもない計画をたてることになるなんて夢にも思いませんでした。
企画書や提案書、マニュアルなどは前職で作ることには慣れてはいるものの「カフェの事業計画書」ってなんだろう?
私は商売の家に育ち両親の背中を見て育ちました。
両親は19年間、頑張り通したシティホテルを閉めてから10年以上たちます。閉めるきっかけになったのは当時流行っていた「時間制限のないバイキング」。頑張っていた父も亡くなり我が家の倉庫に眠るものは 母が持ち込んだ鍋釜からはじまって食器、冷蔵庫、製氷機、・・・etc
これを何とか生かしたい。世の中すべて新しいものがいいというわけではないのではないだろうか?
必死さもあって岡村先生やスタッフさんを捕まえては「先生、このエプロンが30枚でてきました。私のカフェで使って大丈夫ですか?なんか生かせないですか?」
こんな調子でここまでよくきくな~って言うくらい尋ね、先生お二人は私の納得がいくまで答えてくれました。
授業には早めに行って資料を必死に研究しました。食品開発中のお菓子を持参して仲間に食べてもらって感想もらったり・・感謝。
今思えばお恥ずかしい話、私は「変な人」でした。
土地を買って建物を建てて、運転資金を入れると6千万。周囲の反対ににめげながら必死に数字と向き合いました。気づけば毎日3~4時間睡眠。
思った以上に金策が大変になり、どこまで私が作った「事業計画書」が新しい未来を開いていくのか?わかりませんが「このまま持って行ってください。」この一言に背中を押されました。
名古屋で飲食店の税務を携わっている税理士さんの所に「事業計画書」をもって相談にいきました。「こんなに素晴らしい事業計画書はみたことありません。」開口一番そうおっしゃられました。
相談時間2時間。一つの結論にいたりました。一番大きな壁は「年齢」というものでした。
悩み始めてすでに一ヶ月は経過していましたので正直言ってこの計画を「やめる」と決めた時は不思議と心は晴れやかでした。
私は「事業計画書」を土台に見直し 次の実現可能な展開に進めて行く決心でいます。本当に皆様お世話になり、ありがとうございました。そして またやります。待っててください。
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